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介護の現場から~自閉症のわが子の場合 ③

小学校は迷わず特別支援学校を選びました。重度の知的障害を伴っていたし、少しでも多く生活スキルを身につけさせたいと思っていたので地域の小学校は考えていませんでした。

 

特別支援学校では、先生方の子供を見る目とプロ意識の高さに本当に圧倒されました。子供の持つ可能性を見出し、信じ、忍耐と愛情をもって生徒ひとりひとりに向きあっておられ、もちろん保護者へのアプローチもスピーディーで全信頼を持って通わせることができました。1クラス6人という小さな集団でしたが、息子を慕ってくれるお友達もでき、他者意識の乏しいわが子でも周りのお友達に助けられ楽しく通うことができました。

 

息子が4年生になるときに関西から地元の佐世保へと引越しをしました。

3年間同じ担任だったU先生に転校の話をしたときには涙を流して悲しんでくれ、それでも佐世保の支援学校で息子が混乱しないようにと転校先への申し送りを紙ベースのみならず、学校での支援の様子を撮影したDVDまで添付して頂きました。(U先生は息子の文化祭を見にわざわざ佐世保までお越しになりました!本当にありがとうございました!)

そのおかげもあって、息子は佐世保での学校生活もそれほど混乱せずに通い始めました。

今6年生で思春期真っただ中ですが、先生方からのこれまた手厚いフォローもあり落ち着いて学校生活を送っています。

 

④へ続く…

松本

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