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介護の現場から~自閉症のわが子の場合 ①

私には特別支援学校の小学部に通う5年生の男の子がいます。

3人目の子供だったのですが発達が遅いわが子のことはあまり気にも留めず、楽観的に構えていました。7か月を過ぎてもお座りどころか寝返りもできず、市の健診で引っかかってしまいその頃からPT(理学療法)を受けることになりましたが、それでも発達が緩やかなだけでまさか知的障害があるなどとはこれっぽっちも考えていませんでした。

PTが始まって半年が過ぎた頃、いつもの健診に行くと主治医から「お子さんは自閉症です。話すことは難しいですね。今は障害者手当などがありますからもらえるものはもらいましょう。」と言われ、「自閉症とは」と書かれた冊子を目の前にポンと置かれました。

先生の説明など全く頭に入ってこず、ただただわが子に障害というとんでもないものを背負わせてしまったという自責の念とどこにぶつけたらいいのかわからない怒りで大粒の涙を流すだけで、それからどうやって家まで辿りついたのかあまり覚えていません。

人生で最悪の日だったことは間違いありませんが…

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