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介護の現場から~自閉症のわが子の場合 ②

1歳半頃からはI市にある児童発達支援センターに週1回通うようになりました。

障がい児の親という肩書にまったく馴染めず、むしろレッテルを張られたような感じで毎日家の中にふさぎ込む毎日でしたが、息子と半日でも離れて過ごす日があることで少し落ち着きを取り戻すことができるようになってきました。

そこに通いながら他市の支援センターの空きを10か月ほど待って2歳3か月のころに月~金まで週5回通園できる支援センターへと転園しました。

そこではお母さん方同士の交流が盛んにあり、先輩お母さんからの生の声を聞く機会に恵まれたおかげでたくさんの情報を得ることができ、自分ひとりじゃないんだと気持ちがふわっと軽くなりました。

 

今思えば診断を受けた頃は弱音を吐く場所も相談する相手もおらず本当に辛い毎日でした。

どうして私がこんな思いをしないといけないのか、何でかわいい息子が障がいを背負って生きなければならないのか、私が何か神様の怒りを買うようなことをしたのかと、いろんな思いが混ざり合って自分を責め続けるのと同時に怒りすら沸いてくるようになっていました。

それでも人間は強い生き物で、どん底まで落ちるとそれからは不思議とパワーがあふれ出し先輩お母さんから得た情報をもとに息子に少しでもスキルを身につけさせようといろんな療育を受けに行きました。気の合うお母さん同士で勉強する機会を設け、情報交換会などを行っていたのもこの頃です。息子のために全力で動き回っていました。今ではそんな体力は残っていませんが(笑)、自分に与えられた使命のようなものはすごく感じています。

 

③へ続く…

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